銀さんの好きな人

 わたし、前から銀さんが悩みに悩んでる姿が好きすぎて、銀さんの片思いっぽいものが銀近ではほとんどなんですよね。でも逆もあり得るじゃないですか。近藤さんが悩んでる姿見たいな。考えてみたいなとね、思いました(イマココ)


『銀さんの好きな人』

っていう安易なタイトルがいいです。なにかのお酒の席とかで、銀さんに好きな人がいることが分かる。アイドル的な好き、まあお天気お姉さんとかではなく、恋愛的な好き感情がある人のこと。神楽ちゃんや新八くんは興味津々で、根掘り葉掘り聞こうとするんですけどのらりくらりとはぐらかされたりする。それを近くにいた真選組たちも聞いてて、えんやえんやして欲しい。あれだ、桜見の回あったじゃないですか。あのときにします。 

 で、別日に近藤さんとたまたま居酒屋で会う銀さん。まあ、奢るや奢らないなどの軽口を叩きつつ、桜見のときの話になる。

「そういやあの時はうやむやになったけどよ」

「あ?なんの話だ」

「万事屋の好きな人って誰?」

 銀さんちらっと近藤さんを見るけど、すぐに飲んでるお酒に視線を移す。

「なーんでそんな他人の好きな人が、気になるかねー」

「ははは!それは確かに」

 って近藤さんは豪快に笑って肯定する。

「言いたくないならいいけどさぁ、どんな子なんだろうなって思うわけよ」

 近藤さんはニヤッと笑って銀さんを見る。銀さんは飲んでるお酒を見つつ呟く。

「どんな奴って言われてもなぁ」

「え?知らない奴なのか?」

「いや、知ってる奴だけど。どんな奴?って言われたら、そこまで知らねェなって」

ちょっと不貞腐れたような言い方をする銀さんに、近藤さんは少し眉下げて、仕方ねェなって言って、手を合わせる。

「俺が人肌脱いでやろうか!!」

「はぁ???何言ってんだ」

「いやぁ、そこまで万事屋が恋愛下手だとは思わなくてな」

「誰が恋愛下手だ、百戦百勝だぞ」

「いやいや、勝ってるとこみたことねぇぞ。俺」

「うるせえ。てか、いつも脱いでるのになーに今更宣言してんだよ」

「違うから!衣服じゃねぇから!!だから!!俺が万事屋のキューピッドになってやるって言ってんの!!」

 掛け合い楽しくて永遠と打っちゃうので、唐突だけどそういうことです。

 それを聞いた銀さんは一瞬考える。そして、ニヤッとして近藤さんに言う。

「じゃあ、ゴリラのキューピットのお手並拝見だな」

「ゴリラじゃねぇけど、任せとけ!」

この時点でも銀さんは誰が好きとは言いません。言わないけど、近藤さんはお節介半分で、ぎんさんの恋を成就させようと銀さんに恋愛アドバイスするっていう話なんです。まあ、銀さんの好きな人って近藤さんですけどね(ネタバレ)まあ、圧倒的ハッピーエンドが確約されてますね。考えてませんけど。そして、考えてるとき思った。

 これ少女漫画じゃん...!圧倒的少女漫画!いいね!!

 そしてわたし、銀近でハピエン考えれるんだな。成長してる。銀近幸せチャレンジというかキャンペーンしなくてもいいのでは?(するに決まってんだろ)(この次の日から幸せチャレンジ始めました)

 ネタというかお気に入り妄想として、近藤さんが雑誌か何かで、壁or床ドンはいいぞっていう情報を仕入れるんですね。近藤さんはそれを銀さんに伝えます。そんなんでドキッとするか?と半ばバカにしたような態度の銀さん。近藤さん、少々イラッとして、銀さんに壁ドンするんですね。銀さんはびっくりしたように目を開きます。で、こんどうさんが「どうだ?」って真剣な顔して言って欲しい。え、待って?リバですか?(違います)

すぐに近藤さんは視線外して、これやるほうが照れねェか?なんて言うんですね。銀さんさんは最初呆けていたけど、唐突に、近藤さんを床に押し倒すんですね。痛いし、いきなり何すんだ?!と思う近藤さん。文句言おうと起き上がろうとしましたが、その上には銀さんがいて、思ったより顔が近くにありました。世に言う床ドンです。

「こんな感じか」

と聞く銀さん。近藤さんは言葉失くして、数秒後に顔を真っ赤にしてるといい。

 で、もう一つネタとして、近藤さんが銀さんに恋してるって気づいたときの話していい?近藤さんが最近の銀さんのことを屯所の自室で考えてる。あのときの万事屋のセリフなら相手の子も落ちるだろうな、俺もドキっとしたしなぁ。とかつらつら考えてて、相手の子いいなぁって思うんだよ。え、相手の子が、いいな、って、え?って唐突に混乱する近藤さん。そしてどうしてなんだと自問自答した末に、ああ、俺、万事屋(あいつ)のことが好きなのかって、ストンと答えが出る。自覚した瞬間、えええええ?!って顔真っ赤にして屯所の池に突っ込んでしまう。声と音にびっくりして、土方さんと沖田くんが駆け寄ると、近藤さんは池で犬神家になってるといい。「なんでだァァアアア」とひじかたさんのツッコミが屯所に響く。いきなりのギャグ。そういうのいれたいなぁと思っただけです。はい。

 そして、近藤さんは好きと自覚したものの、男同士だし銀さんは好きな子いるしで、これ絶対に諦めなきゃいけねェじゃんって思います。協力?は続けてみるものの、なんだか泣きそうなときもあって、銀さんの恋のキューピットになることがだんだんと苦しくなってくるんですね。めっちゃ少女漫画。

 まあ、なんかの拍子にぶちまけて、近藤さんがしゃがみこんで泣いてるわけじゃないけど、膝に顔を埋めています。そこで銀さんが頭をかきながら、近藤さんの前にしゃがみ込んで言います。


「あのな、俺の好きな人ってお前」


 めっっっちゃ少女漫画だね!!打ってるだけで恥ずかしいんだが?!まあ、そこからハッピーエンドですよ。

 締めとしては、神楽ちゃんと新八くんが改めて聞くんです。

「銀ちゃんの好きな人ってどんな奴アルか?」

と。前ははぐらかしてた銀さんですが、んー、と少し考えて答えます。


「お人好しで惚れやすくて(今まで近藤さんといろいろしてきてからの銀さん視点からみた近藤さんのことの羅列)うんたらかんたらーーー

そんなゴーリラっ」

おわり


最後のイントネーションは有名なまー◯のっでお願いします。

ふざけすぎました。でも、楽しかった。

2020-02-26〜28 

深夜に深海で夜明けを待つ

ぎん/たま中心の二次創作アカウントです。同性愛表現が多数含まれるので、お気を付けください。

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