ヴァルプルギスの夜に(パロ)

※世にいう魔女パロ。女装注意?

CP要素ほぼない(強いていうなら近藤さん贔屓かな?)

わたしだけが楽しい魔女パロ設定呟くぞ!!!昔から考えてて、この組み合わせ楽しいな〜〜〜みたいな感じの話です。


 近藤さんが魔女(女装)で、孤児のトシと総悟とミツバさん拾って魔女にするっていう話が中心。孤児の年齢は、9~10歳くらいかな?そんな魔女の修行中に、ヴァルプルギスの夜が開催されます。

 ヴァルプルギスの夜は、世界に散らばってる魔女たちが年に一度集まるお祭り…と同時に、自分の弟子自慢大会(無自覚)にもなるんですね。近藤さんはいろいろとあって、弟子を今まで取っていませんでした。だから、初めて弟子を連れて参加します。いつもはそのままひとりで参加して、自慢されてたとか。

 あと、ザキ、原田さん、終くんは悪魔です。魔女って悪魔と契約した人らしいですね。採用。私的に、鴉、熊、梟のイメージです。近藤さんは、いろんな悪魔と契約しててもいいな。それが真選組とか…。いや、まあこれは思いつきなので、変更するかもしれないけど。

 で、わくわくしながら、ヴァルプルギスの夜の会場へ弟子三人連れて行きます。

 山奥の開けたところが会場なんですけど、こう夜なんで、光の飾りつけがされて、賑やかで綺麗なんですよ。私の頭の中では。初めての参加で、トシ達は目を奪われていつといいな。近藤さん、ニコニコして欲しい。

 で、会場を歩き回ってると、

「おや、近藤くんじゃないですか」

「あ、松陽先生!お久しぶりです」

 松陽先生(魔女)達と、出会いました。隣には、ヅラがいます。子供の頃のビジュアルです。

「小太郎くんもお久しぶり」

「お久しぶりです」

 近藤さんは、松陽先生の弟子たちとも面識あります。よく自慢されてたとか。あと、違和感強いですが、名前呼びです。大人なので(???)

「その後ろの子たちが噂の弟子ですか?」

「そーーーーーなんです!」

 よくぞ聞いてくれました!みたいな顔をして、近藤さんはトシ達を紹介します。トシ達は、初めての知らない魔女に声かけられて、近藤さんの後ろに隠れてるとかわいいなと思います。で、紹介してるときに、後ろから「覚悟ーー!」って声と共に、攻撃の魔法をかけられます。近藤さんは手慣れたように、トシ達をかばいながら攻撃を避けます。攻撃元を見て、ため息つく近藤さん。

「今日くらい止めにしね?銀時、晋助」

 そこには、銀ちゃん、高杉くんがいました。ふたりとも子供の頃ビジュアルです。村塾ですね。松陽先生の弟子たちです。まあ、近藤さんと昔に面識があって、いろいろとあり、ボコボコ寸前までされたとか。それから、近藤さんにつっかかってくるように。近藤さんも反省して(ボコボコ寸前は大人気なかった)それからは軽くあしらってるんですけど、逆にそれがふたりの闘志に火をつけてる感じです。ぐぬぬぬみたいな。で、そんなこと関係ないって感じで、ふたりが攻撃を続けようとした時。

「ふたりとも、今日くらい止めなさい」

 と、松陽先生が、魔法でふたりに拳骨を食らわせて沈めます。

「いってーー!!松陽邪魔すんじゃねェよ!」

 銀ちゃんはギャンギャン騒いで、高杉くんは先生に強く出れないので、頭押さえてるだけで、ぐぬぬって顔して欲しい。

「今日はお祭りなんですから、銀時も晋助も大人しく騒ぎなさい」

「どっちだよ!」

 ヅラはため息ついてるといい。で、騒動が収束したと思われてたんですけど、殺気を隠さないふたりがいるんですね。

「あー、えーと、トシ、総悟。さっき松陽先生も言った通り、今日はお祭りだから。楽しむものなの、だから一旦落ち着こう。手を下げて」

 近藤さんは、もう疲れ切ったような顔をしながら、戦闘態勢に入ってるトシと総悟を窘めます。それでも手を下げないふたり。完全に戦闘モードです。まあ、突然師匠攻撃されたら、怒りますよね。で、それに気づいた銀ちゃん、高杉くんも暴れたりなかったので、やる気満々です。ばちばちする両者。ヅラくんは呆れ顔でお前らやめろと注意しますし、ミツバさんも止めようと何か言ってるといいな。

「す、すいません。うちのとこの弟子が」

「いえいえ、こちらからご迷惑おかけしたようなものです」

 最終、師匠達がそれぞれの弟子を魔法で気絶させるとかいいな。あ、ここには今いないんですが、松陽先生は魔女歴が長いので、弟子はそこそこいるんですね。中でも優秀な一番弟子がいて、それが朧さんです。あとで登場させたかったな。このね、組み合わせがずっと見たいなぁって思ってたんです。大満足。そこからずっと弟子達はばちばちして欲しい。ヅラとミツバさんは傍観者ですけど。楽しいなーーー!!!

 話は戻して、気絶してる4人(銀ちゃん・高杉くん・トシ・沖田くん)をその場で放置し、松陽先生たちと話し込んでいると、はたまた声をかけられます。

「久しぶりだな、近藤」

「あ、九兵衛殿!お久しぶり」

 九ちゃんです。九ちゃんは魔女界でも有名な柳生一族の跡取りです。今日はパパ上の弟子として参加ですが、そろそろ当主の引き継ぎがあることを話します。来年は当主として参加したいと言いますが、少し顔を曇らせる九ちゃん。

「何かあったのか?」

「いや、ちょっと嫌な噂を聞いてな」

「嫌な噂とは何ですか」

「うむ。ここ最近、また魔女狩りが横行してるらしい」

 顔を顰めるふたり。九ちゃんも目を伏せてここのとこの詳細を話しますが、ここは決めてません。とにかく関係のない人まで魔女裁判にかけられてるし、仲間も次々と犠牲になっているとのこと。

「西はそんなことになってるんですね。暫くは集会を開かない方が無難でしょう」

「うう、そうですよね。折角弟子ができたのになー」

「そういえばさっきまでそこに子供がいたが、あの子達がそうなのか?」

「そうそう!トシと総悟とミツバっていって素質がね、ってえ?さっきいまでいた?」

 と、後ろを振り向く近藤さん。そこには先程までいた6人のそれぞれの弟子達がいませんでした。

「いねェ!!!」

「おや、銀時達までいませんね。いつの間に仲良くなったんでしょうか」

「いやいや、言ってる場合ですか!探さないと!!」

「銀時達なら顔がわかるから、僕も探そう」

 と、弟子達を探しに行きます。

 で、弟子達はというと、近藤さんと松陽先生と九ちゃんが話し込んでいる内に、4人共復活して、6人で話ししたりいがみあったりしてました。そして、師匠たちが何やら真剣に話し込んでるのを邪魔するのもあれだし、暇だしということで、6人で行動しようとします。仲良くとまではいかないですけど、なんとなくで行動して欲しい。でも

「てめェ、今度近藤さんに突っかかったら許さねーからな」

「はァ?なんでてめェに許されなきゃいけねーんだよ」

 って、トシと銀ちゃんはばちばちして欲しい。もうその辺はどうでもいい高杉くんと総悟。いや、高杉くんは闘う気満々ですけどね。負けず嫌いなので。トシや総悟たちには興味ない感じです。やられたらやり返しますが。で、ヅラは呆れ顔。ミツバさんはニコニコしててます。男の子だなーみたいな。で、トシと銀ちゃんが言い合いしてると、前方から人が来てるのに気付かず、ぶつかってしまいます。なんだ?とぶつかった方をふたりは見上げると、

「おやおや、君たち。ここはみんなが通る道だから、喧嘩はダメだよ」

 ヘドロさんがにっこり笑って(怖い)いました。恐怖で顔が引き攣るトシと銀ちゃん。無表情だけどびっくりしてる高杉くんと総悟。口を開けて驚いてるヅラとミツバさんという三者三様の驚きをしつつ、ヘドロさんを見ます。

「んー?6人共、お父さんお母さん、というよりお師匠さんはどこかな?もしかして、迷子かい?」

 と、優しく尋ねてるつもりのヘドロさんですが、破壊級の笑顔が逆に恐怖を演出して、ますます固まっしまう6人。内2人(トシと銀ちゃん)は涙目です。子供だからね。そこに「ごめんなさい!ヘドロさん!!うちの弟子達が何かやらかしましたか!?」って言いながら近藤さんたちが走ってきます。師匠達の声が聞こえると、弟子達は一目散に師匠達の方に走っていって抱きついたら可愛いなぁ。子供なんですよ。

「やはり迷子だったんですね。心細かったんでしょう」

「あははは」

 近藤さんは自分もヘドロさんにビビってた過去があるので、弟子達の事情察して笑って誤魔化します。松陽先生はずっとニコニコして欲しい。九ちゃんは何もないような顔をしてると嬉しい。

「そうですね。子供は元気が一番ですから、僕の得意な魔法を少しお見せしましょう」

 と言ってヘドロさんは地面に手を置きます。なにか呪文を唱えると、辺り一面が色とりどりのお花畑になりました。周りの人々は、感嘆の声をあげます。

「さすが、ヘドロさんですね」

「いえいえ、僕がすごいのではなく、お花さんたちがすごいんです。お花さんは人々の心を癒しますから」

 とヘドロさんに言って欲しいん。夢見すぎかな。で、この一面にお花畑のような一体魔法は高度技術です。それを難なくやってしまうヘドロさんはすごい魔女ですよ。魔女です。

「お祭りには間に合ったみたいだね」

 と、お花畑に舞い降りたのは

「江華さん!?え、珍しい……というより遠路はるばるお疲れ様です」

「ふふふ、近藤くんも元気で何より」

 江華さんってこんな喋り方ですか?すいません、勉強不足で。とにかく江華さん一家のご到着です。江華さんは、ここより遥か東に住んでるので、参加自体少ないです。

「お久しぶりです、江華さん」

「松陽くんも変わってないようでなにより」

「江華さん、ひとつお聞きしたいんですが」

「なんだい?」

「後ろのヤギに乗ったお子さんは新しいお弟子さん?」

「ああ、紹介が遅れた。神威、神楽こっちに来なさい」

 乗ってきた雄ヤギから降りて、江華さんの隣にくる江華さんによく似た子供。

「こっちが神威で、こっちが神楽。私の子供だ。弟子兼でもあるが」

「あ、へー、って、子供ォオオオ!?」

「結婚したのなら、早く言っていただいたらお祝いに行ったのに」

「いや、結婚したのは最近だ」

「エエエエエエ!!なんだその甲斐性なし!どこにいるんですか」

「そこで死にかけてるのがそうだよ」

 と、江華さんが指さした先には、雄ヤギの上でぐでーんとした星海坊主さんです。ヤギ酔いしました。あ、雄ヤギなんですが、悪魔の変化で姿形が変わってます。雄ヤギの正体は阿伏兎さんです。

「あれは人間かい?」

「ああ、そうだ」

「え、人間……ってことは契約したんですか」

「そう、もうわたしは魔女じゃない」

 はい、ここで魔女の詳しい設定です。この世界では、二種類の魔女がいます。ひとつは冒頭でも言った通り、悪魔と契約して魔女になったタイプ。人間あがりの魔女と言われます。

あがりの使い方間違ってるかもしれませんが、許して。主な魔女はこちらです。弟子達はまだ悪魔と契約してないので、実質魔女ではないです。魔女見習いくらいにしときます。悪魔と契約したら、立派な一人前魔女というイメージです。

 で、もうひとつは悪魔が魔女に成り代わるタイプ。悪魔あがりの魔女と言われます。違いとしては、元が悪魔だから契約はいらない感じですね。人の形を保ち続け、魔法が使用できれば名乗れる感じですかね。すいません、あまり深く練ってないです。で、悪魔と結婚……というより子供作るには、契約が必要です。契約を結ばなければ、人間は悪魔に取り込まれてしまいます。で、江華さんは悪魔あがりの魔女です。なので、元が悪魔なんですね。だから、星海坊主さんと結婚するには、契約する必要があります。契約は魔女ではなく、悪魔なので、江華さんは魔女ではなく、悪魔になった……というより戻った感じです。で、代わりに?星海坊主さんが魔女になりました。人間あがりの魔女ですね。しかし、魔女歴は江華さんの方が長いので、神威くんと神楽ちゃんは江華さんから魔法の使い方を教えてもらっているので、江華さんの弟子なのです。星海坊主さんからもちょこちょこ教えてもらっているといいなとは思います。

 松陽先生は悪魔あがりの魔女で、江華さんと同じです。正直、アルタナ生命の人を悪魔あがりの魔女としてます。少ないね!!思いつきなので変わるかもしれませんが。今のところはこういう設定。

 で、6人の弟子達と神威くん神楽ちゃんご対面して、一悶着あっても可愛いなと思います。具体的には思いつきませんけど。本当はここに、志村姉弟も追加したいんですよ。オビワンかお父上(剣さん)が魔女師匠で、弟子として子供ビジュアルのお妙さん新八くんを出したい。しかし、まだ踏ん切りついてなくてオビワン編未読です。うーん、でもお父上師匠の、一番弟子おびわん、子供兼弟子のお妙ちゃん新八くんがしっくりくる気もするようなしないような。

 まあ、そんなこんなで今年のヴァルプルギスの夜は世界各地の魔女がこれまでになく集まって盛大に行われました。こんなにも魔女が集まったというのも、ちょくちょく話題に出てた、人間の横暴なまでの魔女狩りが執行されているため。きっと今年が最後のヴァルプルギスの夜になる。そんな予感がみんなしてたんですね。

 それなら最後の素敵な思い出作りにと、近藤さんは全体魔法を使います。

それが星降る夜です。流星群を想像していただけたらなぁ。一面の夜空に、星が流れる素敵な演出してほしい。


 誰もが夜空を見上げて、笑っていました。

 誰もが夜空を見上げて、幸せを願っていました。

 ただ春の訪れを祝ってただけなのです。


 しかし、彼らは滅びてしまった。滅びなくてはいけなかった。


 如何にして  彼らは、滅びたのか。

 如何にして  彼は、最後の魔女になったのか。

 魔女は、一体何者だったのか。


おわり

メモがてら追加設定。

 松陽先生が人間に捕まって、処刑されそうになった時、近藤さんがその場に来ます。で、助けにきたと思ったら、近藤さんが松陽先生を火炙りで殺すんですね。それを見た高杉くんが近藤さんを睨みつけて、絶望の中叫びます。

「この悪魔が!」

「残念だな。俺は人間あがりの魔女だから、悪魔じゃねェ」

 というやり取りを生かしたいがための魔女2種類設定なんですよ。笑う。

 火炙りにした理由なんですけど、魔女の浄化した炎に焼かれると、灰から魔女は復活できます。条件は、悪魔あがりの魔女であることと魔女の浄化した炎でなければいけません。だから、松陽先生復活します。みんな知りませんが。朧さんだけは察して、手伝うはありかなとか思ったりもします。あと、銀ちゃんは近藤さんが松陽先生を火炙りにする際、口の動きを見て、生き返らせるからと読んで疑問に思ったとかなんとか。

 もうね、この魔女に焼かれると灰から復活するっていう設定は昔から考えていたので、頻繁に魔女パロで使うし、好きです。たぶん、来年の魔女パロでも使うと思います。


2021-04-30~2021-05-01

深夜に深海で夜明けを待つ

ぎん/たま中心の二次創作アカウントです。同性愛表現が多数含まれるので、お気を付けください。

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