私は生涯 彼の面影に脅えて生きてくのだろう※にょた
※近藤さんにょたNot凸凹
※人を選ぶネタがあります
※不愉快に思うかもしれません
地雷があるかもしれないと思って、何でも大丈夫の方のみお進みください。
沖近幸せチャレンジ、そろそろ終わろうかなと。映画も公開終了になってますし。今回は女体化(not凸凹容姿)で、不倫の話です。もうこの時点で幸せにする気がゼロですね。
コンセプト?テーマ?は
《私は生涯 彼の面影に脅えて生きていくのだろう》
本当に幸せにする気があるのかと言われそう。
沖田くんと近藤さん♀は幼馴染。沖田くんが3歳で近藤さんが5歳辺りでふたりは出会う。沖田くんが5歳になる頃、近藤さんと「大きくなったら結婚しよう」と約束する。
で、時は流れて、ふたりが中学生の頃。いろいろとあったが、今だにふたり好き合っており、結婚のことも考えている。しかし、沖田くんが突然、引っ越しすることに。そこで沖田くんは近藤さんに「待っててくだせぇ、必ず迎えに来やすから」と言う。近藤さんは頷く。そして、沖田くんは地元を去る。
それからそれから。近藤さんは30歳を迎える年に。今だに沖田くんの言葉通り、待っている近藤さん。でも、あれから一切連絡がない。沖田くんが今どこで何をしてるかさえ分からない。それに近藤さんも30代に突入し、言い方は良くないとわかってるけど女としてのタイムリミットも近い。子供が欲しい。子供を産みたい。心持ち焦る近藤さん。そんな状況で、沖田くんを待ち続けることに近藤さんは少し疲れてしまった。
そんな時、今度さんにお見合いの話が舞い込む。強制ではないけど、ある意味政略結婚。親同士の会社を強く結ぶためのーみたいな。で、近藤さんはあまり気乗りはしなかったけど、モヤモヤしてたし試しに行ってみることに。相手に会ってみると、沖田くんによく似てる。沖田くんではないです。モブです。動揺しながらも、お見合は順調に進み、向こうからこれからお付き合いしていかないかと言われる。近藤さんは戸惑うけど、沖田くんに似た目を向けられ、思わず頷いてしまう。そこからトントン拍子に、結婚することに。近藤さんはこれでいいのかと思いつつ、もう待つことに疲れてるのも事実で、流されるように結婚してしまう。
それから3年後。夫との間に子供が出来ず、はたまた焦る近藤さん。沖田くんのことも忘れれない。自分はどうしたいんだと葛藤しながら、実家近くの公園にいると
「近藤さん」
声をかけられる。あの頃より少し低めの声。でも響きは同じ。忘れかけていたあの声だ。
「総悟...」
振り返ると、うん十年ぶりの沖田くんが立っていた。
あ、近藤さんはモブの夫のところに嫁いでいます。夫の家で暮らしているので、たまたま今回は実家に戻ってるという設定です。たまたまというか、あまりにも近藤さんが子供ができなくて思い詰めてるから、実家に帰ってゆっくりしてきなよと言われて、一週間戻ってるみたいな設定にしました。
少し大人びてるけど変わってない沖田くんの顔を見て、夫とは違うなと思う。似てると思ってたけど、違うんだなぁと。顔も朧げなほど、会ってなかったんだなと思う。
「久しぶりでさァ」
「久しぶり、かっこよくなったね、総悟」
「近藤さんは相変わらずですねィ」
「それ褒めてないよね?」
「褒めてますよ、相変わらず、俺の好きな近藤さんだなって」
「......」
「近藤さん、約束覚えてます?」
「...覚えてるよ」
「じゃあ、」
「でも、もう遅すぎたんだよ!」
「え、」
「ごめんね、総悟。わたし、もう結婚してるだ」
にょた近藤さんの一人称迷う。わたしでいいかな。俺っぽいけどな。今回はわたしにしよう。そうしよう。
沖田くんは、目を見開いて近藤さんを見つめてたけど、すぐに視線を地面に落として「そうでしたかィ」と一言つぶやいた。近藤さんも下を向いてる。沈黙が流れる。
「今は、実家で暮らしてんですか?」
と沖田くんが沈黙を破る。
「夫の実家で暮らしてる」
「こっちにはいつまでいるんですかぃ?」
「今日から一週間はいるよ」
「そうですかぃ。ねぇ、近藤さん」
「何?」
「その一週間、俺にくれやせんか?」
「え?」
「一週間だけ、昔みたいに過ごしたいんでさァ。そしたら諦めます」
沖田くんはずっと自分を思ってくれてたのに自分は裏切ってしまったこと、夫がいるから断らなくてはいけないこと、近藤さんはいろいろと考えが巡るんだけど
「恋人みたいにはできないよ、それでもいい?」
「いいんでさァ、それで」
結局、受け入れてしまう。
だ、ダメじゃねぇか。自分で考えてなんだけど、なんだこれ。一番書きたいところが遠い。
で、一週間、沖田くんと近藤さんは2人で過ごしていく。まあ、その中身はいつも通り考えてないんですけど。
途中、大事なところがありまして。
近藤さんが沖田くんに子供ができないという悩みを聞いてもらう時がある。沖田くんは近藤さんの頭を自分の胸元に寄せて、頭を撫でる。
「大丈夫でさァ、近藤さん」
と言う沖田くん。昔、それは近藤さんが沖田くんにしてあげてたことだった。「大丈夫だよ、総悟」ってよしよししてた。
引っ越しする直前に沖田くんから近藤さんにやってるといい。それもあって、懐かしいねって近藤さんが沖田くんの胸元を濡らすといいよ。ここ大事です(ネタバレじゃねぇか
で、あっという間に一週間後。
明日、住んでる家に帰る近藤さん。一週間前と違って、本来の近藤さんを取り戻しつつある。少し吹っ切れて、まあ、悩みの種であった沖田くんとも会えて、これで前に進めると思ったのでしょうね。最終日は、沖田くんが近藤さんの家に行きたいという。何も考えないで普通に了承してしまう近藤さん。これが悲劇の始まりだったのか。どうなのか。
いろいろと省いて、沖田くんが近藤さんを押し倒す。近藤さんはびっくりして
「どうしたの?総悟」
と聞く。だけど、無言で近藤さんを犯そうとする沖田くん。
「ちょっと待って!え、待って、総悟?!」
「拒んでくだせェ、近藤さん。やめてって一言でいい。言ってくだせェ」
沖田くんは悲しそうな顔をして言う。近藤さんは困惑してるけど、やめての一言は言えなかった。そのまま体を繋げてしまうふたり。
次の日、目が覚めて罪悪感に襲われる近藤さん。沖田くんも目が覚めてて、近藤さんを見る。
「近藤さん。どうして拒まなかったですかぃ」
少し悪い顔をする沖田くん。近藤さんは一瞬考えて
「そんなの、総悟のことが好きだからだよ」
沖田くんは嬉しそうに顔を輝かすけど、反対に近藤さんは冷めてるように沖田くんを見る。
「好きだよ、総悟のこと。この何十年間、総悟のこと忘れたことなかった。忘れれなかった。でも、もう遅いんだよ。親の会社のこともある。夫にも感謝してる。もう好きだけじゃいられない。いられないんだよ」
最後は泣きそうになりながら言う。沖田くんは無表情になって、無言を貫く。
「もう、ダメなんですかィ」
「ごめん、待てなかってごめん...」
その後、目を合わすことはなかった。
まあ、事後処理して、沖田くんを見送る近藤さん。
昔みたいにいられないこととお互い約束のことは忘れようということをどこかに入れたいのだけど、良いセリフが思いつきませんでした!
「お元気で、近藤さん」
「総悟も、元気でね」
最後は見つめ合うけど、総悟が目をそらして駅のホームに向かう。
もう会えないんだろうなと近藤さんは思い、沖田くんの姿が見えなくなるまで見つめて
「さよなら、総悟」
さよなら、私の恋心
と呟く。そのまま、近藤さんは夫の家に戻る。
その次の日。
実家の母から電話がかかってくる。
「帰って早々になんだけど、もう一度戻って来られる?」
「大丈夫だとは思うけど、どうしたの?」
「それがね...沖田くん、昨日亡くなったそうよ」
「え?」
あ、これ死ネタだ。
なんというか、この時点で死ネタっていうのはどうなんだと言われそうですけど、死ネタです。
で、その日に実家に戻る近藤さん。喪服に着替えて、沖田くんの家へ。通夜に間に合わせるか否か、迷う。うーん。とにかく、亡くなった沖田くんの顔を見ても実感が湧かない近藤さん。昨日、会ってるのに。それも温かかったのに。なんで。で、沖田くんのお母さん(モブだけどね)が近藤さんを見て、苦虫を潰したような顔をします。挨拶しようか、迷ってると「近藤さん」と沖田くんのお姉さん、みつばさんが声をかけてきました。
「少し向こうで話さない?」
と、違う場所に連れて行かれます。
「ミツバさん?」
「ごめんなさいね。お母さん、今気が立ってて話しかけないほうがいいから」
そういうことかと近藤さんも納得します。
「あの、ミツバさん。総悟はどうして...」
ミツバさんはすごく悲しそうな目を近藤さんに向けるんですね(分からないの?みたいな顔でもいい)。
「そうちゃんね、きっと自殺なの」
「え...」
「ビルの屋上からね、飛び降りたみたい。遺書もないから事件の可能性もあるって言われてるけど」
言葉を失う近藤さん。
「そうちゃん、やっと病気も治ったのに...こんな...」
「え?病気?総悟、病気だったんですか!?」
「...近藤さん、知らないの?」
「知らないって...」
「いえ、違うわね。そうちゃんのことどこまで知ってるの?」
思えば、何も知らなかった。昔の総悟のことは知ってる。何でも知ってる。でも、今の総悟のことは知らない。
何で連絡してくれなかったのか
今まで何をしてたのか
何を思ってたのか
なに、ひとつ
「知らない...何も知らない」
近藤さんが地面に視線を落として呟きます。なんと愚かな。なんと浅はかな。私は何ひとつ知らないんだ。
みつばさんは黙ってたけど、ひとつため息をつくと
「そう、そうなのね。何かおかしいと思ってたの。ようやく分かったわ。そうちゃん、近藤さんに伝えてなかったのね。意地っ張り……本当、誰に似たのかしら」
近藤さんは困惑顔。みつばさんは意を決したかのように近藤さんの方を向きます。
「そうちゃんは伝えたくなかったみたいだけど、わたしは近藤さんだって知っておくべきだと思うの」
と言って、沖田くん家の過去を語り出す。
まあ、バッサリいうと、
引っ越ししたのは、みつばさんの病気のため。もちろん、親の転勤のこともある。で、その数年後に沖田くんも同じ病気が発症。どうも遺伝性のよう。でも、みつばさんより重くて、治療が長引いてる。ようやく完治し、こちらに戻ってきたってことです。
沖田くんは近藤さんに知られたくなかったのだろうという話。
それも遺伝性だから子供が欲しいという近藤さんに自分の病気のことも言えなかったとかなんとか。なんの病気かはっきりさせてません。
近藤さん、崩れ落ちる。
私が総悟を殺したのも同然じゃないか。
わたしは、わたしは。
「最初はね、勝手だけど、近藤さんを恨もうかと思った。でも、恨めないわ。そうちゃんも悪いのよ。女の子は待てないのにね。そんな昔の約束だけでは待てないのに」
いや、誰も待てないだろうな、個人の感想です。
あとは軽くみつばさんと近藤さんを会話させたいのだけど、語彙力ギブアップ。
そして、今度さんはそのまま実家に泊まらず、夫の家に帰ります。
夫は家に帰ってて、近藤さんを迎えました。で、近藤さんの顔を見て、どうしたのか聞くんだけど、近藤さんはそのまま夫に抱きついて、子供が欲しいと言う。何かあったのかとはもう聞かずに了承して、寝室へ行くふたり。
ピロートーク時に、沖田くんのこと語ってもいいかも。ふわっとだけど。それを黙って聞く夫。え、なんだこいつできた人だな(自分で言う)
それで、数ヶ月後。
「おめでとうございます」
身籠りました。まあ、御都合主義で沖田くんと繋がった日でもあり、夫とも繋がった日辺りの子です。
どちらの子なんだろうかと、近藤さんは思いつつ、順調に出産を迎えます。我が子を見た瞬間、そうご...って言って欲しかったりして。夫が名前決めちゃったの?とか言っちゃったりして。まあ、この辺はそんなに考えてません。名前をそうごにするか迷う。で、やっと書きたかった言いたかったとこきた!
で、近藤さんの子供は、やはり沖田くんに似てました。子供の顔を見る度に、罪悪感に押しつぶされそうになる毎日。そんなとき、子供が3歳か5歳になる辺り。
「ママァ...」と子供が足元に来て、近藤さんが「どうしたの?」としゃがみ込みます。そして、「大丈夫だよ、ママ」と子供が近藤さんを抱きしめるんですね。そこで、沖田くんとのことを思い出す近藤さん。
「ごめんね、ありがとう」
と言って近藤さんは我が子を抱きしめ返します。
この子はやはりわたしが幸せにしなければいけない。それは
愛した男だからか
それとも
愛する息子だからか
どちらにしても、総悟の分→まで私が幸せにしよう。
そう思う近藤さん。
しかし、彼女には見えていなかった。
子供らしかぬ笑みを浮かべる我が子の顔を。
《あぁ!なんて幸せなんだろう!》
おわり。
いや、本当に最後の展開だけが書きたかっただけなのに、長いな!!
ネタバレというかなんというか近藤さんの子供は沖田くんの生まれ変わりです。ご都合主義です。子供沖田くんは近藤さんが自分の影に怯えて、忘れないでいてくれて、幸せだな!愛されてるっていう最後。
これもひとつの幸せね!
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