銀さんと近藤さんの居酒屋話(10-18夜)
《全会話文のみ28話》 (2月大体毎日更新しました)
ここでは、10~18話を掲載します。
〇銀さんと近藤さんの炙りカルビ話
「なあ、ゴリラよ」
「なんだ?」
「炙りカルビゲームしないか」
「唐突すぎるんだが、いいぞ」
「じゃあ、俺からな。炙りカルビ」
「炙りカルビ炙りカルビ」
「炙りカルビ炙りカルビ炙りカルビ」
「炙りカルビ炙りカルビ炙りカルビ炙りカルビ」
「炙りカルビ炙りカルビ炙りカルビ炙りカルビ炙りカルビ」
「炙りカルビ炙りカルビ炙りカルビ炙りカルビ炙り、え今何回言った?」
「ゴリラ負けな」
「ぐっ、なんか悔しい」
「ふたりとも、滑舌いいねぇ」
「炙りカルビぐらいなら、余裕だな。舌巻きながらでも言ってやらぁ」
「それは大きくですぎじゃねェか?」
「あ、じゃあじゃあ銀さん、近藤さん!ここは?(肩を指差しながら)」
「は?」
「え?肩」
「肩ローーーーーーース!」(語ろう)
店主は語った。あんなに騒ぐ2人でも、虚無になることもあるんだな、と。
おわり
2021-02-10 23:34:04
〇銀さんと近藤さん時々神楽ちゃんのピスタチオ談議
「あれ?今日、チャイナさんいるの?」
「よぉ、ゴリラ。わたしがいちゃダメアルか?」
「どーしても行きたいっていうから連れてきた」
「いや、いちゃダメということはないけど、なんというかいいのか?こんな居酒屋に女の子連れて」
「おいおい、近藤さん。どういうことだい。この居酒屋のどこが女の子がいちゃダメなんだい」
「女の子が来そうなとこじゃねェじゃん、ここ」
「大丈夫だ、神楽は飯食らえゴリラだ。女の子じゃねぇ」
「どういう意味アルかァァァアアア!!」
「うべしっ!え?!待って??なんで俺が殴られたの?そこは万事屋じゃないの??」
「そこにゴリラがいたから」
「ゴリラにもね!人権あるから!」
「ゴリラは人じゃねぇぞ」
「俺、人ォ!!」
「まあまあ、近藤さん落ち着いて。ひとつだけ弁解させてくれ」
「何を?」
「さっき、近藤さんはここが女の子連れてくるようなとこじゃないって言ったな」
「お、おう」
「ふふふ、みくびっちゃいけないよ。こちとら女の子も連れ込める居酒屋として、ちゃーんと女の子受けするおつまみがあるんだよ!!」
「えええ?!いつの間に!」
「おおお!早く出すアル!」
「え、絶対に碌なもんじゃねェぞ」
「待ちな、待ちな。いますぐもってくるからな」
数分後
「へい、お待ち!」
ドンっ
「ん?なにアルか?豆?」
「うわっ、ピスタチオだ」
「え、本当にシャレオツなもん出してきやがった」
「ふっふっふ!時代をも先取りしちゃう居酒屋なんでね」
「意味わからない」
「これこのまま食べるアルか?」
「違うよ、チャイナさん。こうやってこの殻を、ふんっ、割って、中身を食べるんだ。殻硬いから気をつけて」
「おぉ〜分かったアル!」
「まあ、ピスタチオは最近よく聞くな。で、他は?肉的なものはねぇのか」
「ないが?」
「は?」
「ピスタチオがあれば、女の子はつれる」
「つれるかァァアアア!!ねずみじゃねぇんだぞ!」
「それにピスタチオって豆というよりスイーツで人気じゃねぇのか?」
「あー、確かに豆そのものであんまり食わねェな」ぼりぼり
「ピスタチオ(豆)が食える居酒屋、流行るね」
「「流行らねェ」」
「ふんんんんんんぬっ!」
「おい、神楽。そんなに力いれるんじゃ……」
バキッ
神楽が 剥きかけたピスタチオは 粉々に なった
「チャイナさあああああん!!」
「ピスタチオ難しいアル、きらい」
「いや、それはチャイナさんの力加減!!」
「ピスタチオなんて、ポッと出の豆のくせに、しゃしゃり出てくんなヨ」
「え、何そのいきなりの暴言」
「ピーナッツ先輩とアーモンド先輩に勝てると思ってんのか」
「え、万事屋までなんなの。わかったわかったから。チャイナさんのピスタチオは俺が剥いてやるから」
「さすがゴリラね!!早く早く」
「ちょっと待ってな、ふん、はい」神楽ちゃんの前の皿にピスタチオ置く
「おお」ぱくっ
「はい」神楽ちゃんの(以下略
「む」ぱくっ
「はい」神楽ちゃんの(以下略
「ゴリラ!!遅いアル!もう口の中に放り込んでヨ!」
「ええええ?!そんなこと言われても、ええ」
「あ、」口開ける神楽ちゃん
「ま、いいか。ふん、はい」
「んー、ピスタチオ美味しいアル」
「出した甲斐があったもんよ」
「……おい、近藤さんよ」
「あ?どした、万事屋」
「俺も食いたい」
「自分で剥けばいいだろ」
「俺も!食いたい!」
「何なんだよ!」
無言で口開ける銀時くん
「え、あー、んー、ほらよ」
「ん、うまい」
「早く!次わたしアル!!」
「分かった分かった、もう少し待ってな」
のちに、店主が語る。
「あれね、これは女の子にあーんしてもらえるシチュエーションができる、つまりピスタチオ最高だなと思ったんですね。でもね、なーーにか既視感があってね。なんだっけなぁーと、考えたんですね。ええ、思い出しましたよ。春先の玄関先の頭上だってね」
おわり
2021-02-11 00:51:40
〇銀さんと近藤さんの旅行話
「あ、ほい、万事屋」
「なんだ?って、これ温泉まんじゅうじゃねェか」
「熱海の方に行く機会あってよ、ついでに泊まって旅行気分ってな」
「カーーっ!さすが税金泥棒は違うねェーー!」
「いやいや、ちゃんと自分のお金だからね?!そこまで公私混同してないから!」
「どうだかー」
「失礼な奴だな、温泉まんじゅう返せ」
「もう貰ったものだから返せねェ」
「なんだそれ。ちゃんと新八くんやチャイナさんにも渡せよ」
「わーってるわーってる」
「……ま、いいか。でも、久々の温泉は良かったなー」
「温泉かー、最近行ってねェなそういや」
「万事屋って、旅行行くのか?」
「まあ、機会があれば行くが、そんな積極的には行かねェか?」
「なんで疑問系なんだよ……いやー、温泉も良かったけど、俺は何より地元の居酒屋に行くのが好きでよー」
「なんか想像つくわ」
「え、そうか?」
「普通に話混ざってそうだわ」
「ははは、まあ、それが楽しいんだけどな。地元ならではの話が聞けたり、うまい地酒とか飯屋も教えてくれたりしてな」
「へぇー」
「だから、銀時も一緒に行こうな」
「へ?」
「旅行。きっと楽しいぞ」
「あ、あー、そうだな」
「やっぱ温泉がいいよなー、地酒美味しいとなると、どこがいいかな」
「なあ、」
「ん?」
「それはふたりでってことか」
「……そりゃもちろん」
おわり
2021-02-13 01:09:46
近藤さんは旅行行って、地元の居酒屋みたいなところでおじさんたちと話をしてほしい願望があります。銀ちゃんは旅行行くけど自分で計画してまで行くってイメージないです。ここだけかもしれませんが、そういうことです。今回も風味出せた(ハードルが低い)
2021-02-13 01:09:46
〇銀さんと近藤さんの忘れ物話
「あ、赤マフラー忘れた」
「は?どこに?」
「さっきの居酒屋」
「なら、明日取りに…」
「ちょっと取ってくるっ!!」
「え、えー……、なに、俺待ってなきゃいけないの?ついてくのは……無理だな。あいつ走ってったし」
数分後
「なかった!!」
「なんでだよ」
「あっれー?おかしいな、俺、行った時マフラー巻いてたか?」
「知らねェよ!」
「えー、折角トシからもらったのに」
「……別に、新しいの買えばいいじゃねぇか」
「ええ、結構着け心地良かったんだぞ!うーん、なんか今思えば最初からつけてた記憶があんまりねェな」
「ふーん」
「なに、拗ねてんだよ」
「別に拗ねてませんが?」
「人から貰ったもんは大切にしなきゃだろ?」
「そりゃそうだとしてもよ」
「うーん、ま、屯所にある可能性あるしな!帰るか」
「……もし、なかったら明日探してやるよ」
「え?」
「万事屋だし、な」
「ふっ、そうだな!その時は依頼しようかな」
おわり
2021-02-13 16:24:34
おまけのオチボツ会話文
「ほら、俺がマフラー貸してやっから」
「銀時……………いや、暑いから別にいらねェ」
「なにがしてェんだよ!」
「だから、マフラー探してんだって」
「うるせェ!」
「何で!?」
おわり
2021-02-13 16:24:38
〇銀さんと近藤さんのアイス話
「アイス食べてェ」
「冬だが?」
「冬に食べるアイス然り、夏に食べる鍋然り、つまりそういうことだ」
「どういうこと?」
「乙だってことだね」
「いやいや、どういうこと?」
「これだからゴリラは」
「ゴリラ関係ねェじゃん」
「アイスといえば、悲しい事件があるんだよ」
「おい、何語ろうとしてんだ店長」
「冷蔵庫が突然壊れてね。いや、昨日からおかしいと思ったんだよ?おかしいと思ったけど、大丈夫だろとそのままにしてたんだ。そして、家帰ったら、冷蔵庫がうんともすんとも言ってなかったんだ。水は出てなかったけど、冷凍庫には大量のバーゲンダッシュが、入って、いたの、ううっ」
「おお、溶けてもバーゲンは美味いぞ」
「そんな経験談いらねェだろ」
「溶けてもバーゲンはバーゲンだった」
「食ったのかよ」
「食ったが、安い日に大量買いしてからよぉ、ううっ」
「気の毒になってきた」
「夏じゃねェから、腐ってないだけマシだろ」
「ということで、溶けたアイス再利用メニューだ、今日だけの特別メニューだぞ」
「それ、今日の話かよ!!」
おわり
友達の話です。かわいそうに。溶けたバニラアイスって、カレーとかおじやとか意外とお惣菜に使えるんですね。へぇ。まあ、少量ですけど。プリンやムースが妥当ですね。
2021-02-14 06:28:52
〇銀さんと近藤さんと時々新八くんのお魚談議
「あ」
「よぉ」
「こんばんわ」
「新八くんいるなんて珍しいね」
「ちょっと、銀さんを見張りに……」
「え?どういうこと?」
「別に何もねぇよ」
「明日ですね、大きい仕事入ってるんで、飲みすぎないようにって」
「なるほどね」
「新八くーん」
「本当のことでしょ。もうその辺にしといてくださいよ」
「へーへー、あと一杯くらいな」
「それさっきも言ってませんでした!?」
「ははは、万事屋、ほどほどにしとけよー!新八くんに迷惑かけんな」
「うるせェゴリラ。まだまだ序の口なんだよこちとら」
「はぁ。もうその一杯で終わりですからね」
「新八くんも大変だね」
「ははは、まあそうですね」
「否定しろよ」
「できないんですよ」
「はい、ご注文の"鯛のあら煮"です。ごゆっくりどうぞー」
「ありがとうございます。おいしそう」
「あら煮かーいいなぁ、俺もそれ頼もうかな」
「魚は刺身だろ」
「刺身もいいけど、あら煮とかは家で作ると面倒だからな」
「あ、でもそれ焼き魚の方がめんどうじゃないですか?後片付けとか。グリルの掃除とかめんどくて」
「確かにグリル扱うと、油汚れがな〜、あのグリルやっぱ使いにくかった?」
「いえいえ、グリルは使いやすいですよ!」
「え、まって?なんでてめェが新八のとこのグリル事情知ってんだよ」
「え?だって、俺が台所リフォームしたからね」
「え?なんで?」
「お妙さんが卵焼き作るのに、もっと広くて使いやすい台所が良いって言ったから」
「……え?」
「本当に使いやすいですよ。でも、グリルを使うのは別というか」
「まあ、確かにね。お魚の臭いとかもついちゃうから、あ、でも、この前グリルの使い方のコツみたいなのあって」
そこから新八と近藤はグリルの使い方の話で盛り上がったが、銀時は一切ついていけなかった。
「(俺も万事屋の台所リフォームしてもらお)」
おわり
2021-02-15 00:01:43
〇銀さんと近藤さんの胃腸話
「ふぅーー!また寒くなったな!!」
「はぁ。寒くなると、腹痛くなんだよな」
「それ、年だぞ」
「はぁ??」
「内臓が弱ってきてんだよ、いい年だろ?万事屋も」
「いやいやいやいや、まだ若いですけど?……若いですけど!!」
「そこまで否定しなくても」
「いや、んなわけねェ。まだ生クリーム食えるし、天ぷらはときどきしんどいが大丈夫だ」
「大丈夫じゃねぇよ、それ。でもそうなんだよな。油がなぁ」
「アヒージョはいける」
「次の日、しんどくないか」
「ぐっ」
「まあ、でも酒は飲めるんだよなぁ」
「むしろ余裕だな」
「なんだいなんだい、銀さんに近藤さん。そういうことならじゃんじゃん飲んでくれよぉ」
「あたぼうよ」
「とりあえず今日は熱燗だなー」
おわり
gntmキャラさん達はみな、胃腸強そうですけどね。これ誰の話とは言いませんけど、ほぼ代弁ですね。
2021-02-16 22:12:16
〇銀さんと近藤さんの寒空話
「寒くなったって言っても雪まで降るとは思わなかった」
「あったかくなったの、あれ幻だったのかな」
「へっくしょい!」
「うわ、万事屋きたねぇ」
「うう、汚くねぇよ。いや、本当に冷えたな、さみィ」
「早く炬燵に入りたい。そして蜜柑食いたい」
「なにその贅沢」
「炬燵にはみかん」
「炬燵でアイス食べるの乙じゃね?」
「それ前も言ってたよな」
「コンビニでアイス買うか」
「こんなに寒いのに!?」
「炬燵に入れば温いだろ。ほら、行くぞ」
「ええ、ちょっと待って!」
おわり
2021-02-18 00:00:22
〇銀さんと近藤さんのなぞなぞ
「なあ、万事屋」
「なんだよ」
「オスのカエルはゲーロゲロ」
「は?」
「と、鳴いてメスのカエルはケロケロと鳴きます」
「ん?」
「では、子どものカエルはなんて鳴くでしょうか!」
「え?は?なぞなぞ?」
「なぞなぞだぞ!ほら、答えた答えた」
「あー、オスがゲーロゲロ、メスはケロケロだろ……ケーロケロ?」
「違う」
「あ?」
「答えは、鳴かない」
「は?」
「鳴かない」
「いや、な、あ!!!!!」
「そういうこと」銀さんを指さす近藤さん
「その指折っていいか?なんか腹立ってきた」
「いや、なぞなぞだから!これなぞなぞだから!」
おわり
2021-02-20 00:07:17
最近なぞなぞにハマってて、問題見ててわたしがブチ切れたやつです。そうだね!!!!(納得)(怒)みたいな。
問題は何も悪くないんですけど、こう行き場のない憤りが、心のうちにあってですね、ここで発散させました。くだらなくてすいません。
2021-02-20 00:07:17
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