CPなし作品(大体140字)

小説練習で、140字以内で書いていましたが、一部長いです。


窓を開けて天候チェック。よし。

くるっと回って服装チェック。よし。

鏡を見て髪型チェック。よし。

部屋を覗いて起床チェック。……。

「もう銀ちゃん!いつまで寝てるネ!今日わたしそらちゃんと出かけてくるアルから!」

「おうおう、いってらっしゃー」

再チェック。よし。

「行ってくるアル!」


銀さんと神楽ちゃん

まあ、分かりにくいですが、いってらっしゃい。いってきます。って言えるのはいいねっていう話です。

2022-02-16 


近藤さん中心異世界転生パロ(にょた?

ズキズキと頭が痛む。目を開けるのも億劫なため、そのまま頭痛の原因を思い出そうと近藤は昨日の記憶を引っ張り出した。

確か、昨日は万事屋と偶然、居酒屋の前で会って、しこたま飲んで飲んで、あー、飲んだな。これは完全なる二日酔いだ。

原因を思い出したことにより、このままではトシに叱られると、頭痛はまだするが、ゆっくりと近藤は目を開けた。

「え、ここどこ?」

まずは豪華な作りをした天井が目に入った。薄いカーテンのようなしきりも。目を動かせる範囲で見渡すと、なんとも広い部屋である。そして、豪華である。

一言でいうなら、一昔前のどこぞの貴族のような部屋。え、俺お金持ちに拾われたの?と、近藤は混乱する頭で考えた。

いや。待て。これはまず冷静に昨日のことを思い出そうと、近藤は一呼吸置き、目を瞑ろうとしたその時。

「ゴリラ!!!!!大変だ!!!なんか俺、プリティな生き物になった!」

白いふわふわした毛玉のようなものが、近藤の目の前に張り付いた。頭の整理ができないまま、まずは顔についたものを引き剥がす。癖っ毛のあるふわふわしたたぶんこれは犬。いぬ?それにしてはなんとも丸っこいような……というか、こいつ喋っ。

「え、待って。誰」
「え、お前こそ誰だよ」

ひとりといっぴき?は、お互い見つめ合い、そして絶叫した。

「え!!お前、万事屋か!?なんでそんな丸っこい生きものになってんだよ!?」

「やっぱ近藤じゃねぇか!!お前こそなんで女になってんだよ!!てか、よくそんなフリフリの服よく着てんな!?」

銀時の言葉を聞き、自身を見る。そして、顔を上げ、再び近藤は絶叫した。

なにがどうしてこうなった。昨日、何があって何があったんだ??頭痛は続く。混乱も続いている。痛む頭を抑えて、近藤はやはり昨日のことを思い出そうとした。

続くかも。

昔メモしてた悪役令嬢に転生した近藤さんが物語を円滑に進めるために頑張るお話の冒頭。
転生先の悪役令嬢は、立派な悪役令嬢になるため、次元の間でじいやにレッスン受けています。

2022-02-20 07:23:40


近藤さんとねこ銀ちゃん

ミーミー

どこかでか細いなにかの声が聞こえた。近藤は足を止めて、声の居所を探るように辺りを見渡した。しかし、どこからも声は聞こえず、気のせいかと歩き出そうとしたら、またミーミーと、今度は先程より弱々しい声だったが、はっきりと聞こえた気がした。

声が聞こえた方に歩み寄ると、そこにはボロボロの段ボールがあった。中を覗くと、予想通りというかなんというか。そこには薄汚い白い子猫がいた。お情け程度の二、三枚のタオルがあり、それに縋るように身を寄せ、震えていた。

近藤はその時、一種の天啓が舞い降りた気がした。

「銀時?」

震えて弱々しい白い子猫は微かに目を開け、顔を上げた。それだけで、近藤は分かった気がした。ああ、銀時なんだ、と。そして、近藤はそっとその子猫を抱き上げ、自分の家へと急いで帰ったのだ。

「あの時はこーーーーんなに小さくてしおらしかったのになァ」

休日ながらも、近藤は会社の資料をまとめようとパソコンで作業をしていた。しかし、作業して数分後、白色というより銀色に近い毛色の猫がゆったりとパソコンの、それもキーボードの上まで来て、そのままどっしりと座ってしまったのだ。保存はしたが、このままでは続きの作業はできない。退かせようとしても、猫は動かない。なかなかの頑固ものである。知っていたが。近藤はため息を吐いて、猫を撫でる。

「まぁ、今の太々しいほうが銀時って感じはするよな」

ハハハッと近藤は笑って、伸びをした。そして、椅子から立ち上がり、猫の遊び道具がしまっている箱の中身を漁った。

おめェはいつの時代もあめェなと、言いたげに猫の銀時はにゃーと鳴いた。

おわり

2022-02-22

深夜に深海で夜明けを待つ

ぎん/たま中心の二次創作アカウントです。同性愛表現が多数含まれるので、お気を付けください。

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